玉ねぎを切ると目が痛い!
そんな経験、皆さんもありませんか?
私は涙はもちろん、ひどいときは鼻水も出てきて料理どころではありません。
この記事では、そんな玉ねぎを切った時の痛みの原因・解決方法を紹介するので、読んでいただけたら今後の料理がスムーズになりますよ。
目が痛くなる原因とは。
玉ねぎは切るとツンッとした香りや辛みがありますが、それは硫化アリルという成分の中に含まれている催涙成分合成酵素が原因です。
この硫化アリルは消化液の分泌を助けて食欲を増進させる作用があります。また、新陳代謝・神経の鎮静化に必要なビタミンB1の吸収と活性化を促す作用も期待されています。
この前述した硫化アリルが、玉ねぎを切ることで細胞が壊れ、催涙成分合成酵素が空気中に飛散します。そして私たちの目や鼻に付着して涙や鼻水が出てしまうのです。
目が染みる玉ねぎは、いい玉ねぎの証拠だった
目が痛くなる原因の硫化アリルは、加熱すると糖度の高いプロピルメルカプタンという物質に変化して、料理を甘く美味しくしてくれる嬉しい存在です。
また、このプロピルメルカプタンは高血圧や糖尿病・疲労回復・精神安定・食欲増進の効果が期待できます。
玉ねぎが目にしみないようにする方法4選
玉ねぎを切ると硫化アリルが空気中に飛散して、目や鼻に入ってしまうのが原因です。なのでマスクや眼鏡をしたら軽減されますが、わざわざ玉ねぎを切るためだけに準備するのも大変ですよね。そんな時の解決方法をご紹介します。
⒈料理の前に玉ねぎを冷蔵庫で冷やしておく。
玉ねぎを冷やしておくことで硫化アリルが気化しにくくなり、結果、体に付着せず目が痛くなりにくいです。
⒉切れ味の良い包丁を使う。
切れ味の良い包丁を使うと細胞が破損されにくくなり、硫化アリルが空中に飛散されるのを軽減させることができます。
⒊電子レンジで加熱をする。
電子レンジで20秒ほど加熱した後に調理をする方法です。玉ねぎサラダなどを作る場合には適していませんが、野菜炒めなど加熱調理に玉ねぎを使う場合にはいいですね。これも硫化アリルが飛散しにくくなるので結果として目や鼻への刺激を軽減できます。
⒋換気扇の下で調理をする。
空気中を舞う硫化アリルを強制的に野外に排出する方法です。体に付着する前に外に出すことで目や鼻への刺激を軽減することができます。
ただし、換気扇と玉ねぎの間に顔をおいてしまうと、大涙で大変なことになってしまうので、注意が必要です。
いかがだったでしょうか。
少しでも参考になっていたら幸いです。ありがとうございました。
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