この記事を読むと、電子レンジ使用可能な素材がわかります！
電子レンジでご飯を温めたいけど、電子レンジOKな食器かどうか忘てしまった。
食器を購入した時にはラベルに記入があったのに、ラベルを捨てて分からなくなってしまった。
そんな経験はありませんか？
多くのご家庭にある電子レンジは、ボタンひとつで使用可能なためとても扱いやすいですが、簡単に高熱を発するため使い方に注意が必要です。
使い方を間違えると容器が溶け出してしまったり、火花が飛んで火災につながる原因にもなりえるので、安全のためにも是非チェックしてください。
①ポリプロピレン(PP)を使用している食器
プラスチック素材の中だと、ポリプロピレン(PP)を使用して作られている食器で、耐熱温度が140℃以上のものだと電子レンジ使用が可能です。このPPは耐熱性が高く、頑丈で衝撃にも強く、リサイクル性が高いので、食品用トレイやコンビニのお弁当容器など広範囲に使用されています。
一方、ポリスエチレン(PS)とよばれる素材のものは電子レンジ使用ができません。このPSは耐熱性が低いため溶けてしまう可能性がとても高いので、使用は控えてください。
②キッチンペーパー
キッチンペーパーを電子レンジで使用したら燃えてしまうのではないか。と、心配になることはありませんか？紙なんてすぐ着火しそうですよね。
キッチンペーパーは原料の違いから、エンボスタイプとフェルトタイプに分けることができます。エンボスタイプは表面に凹凸があり水分の吸収力が高いのが特徴で、食品の水分を吸い取るときなどに使用します。フェルトタイプは油と水に強いのが特徴で、こちらのフェルトタイプのキッチンペーパーは電子レンジ向きの素材です。
ただしキッチンペーパーの梱包の表記に、電子レンジ使用不可と記載がある場合は使用できません。また、両方の素材に言えることですが、加熱しすぎると発火する可能性があるので注意が必要です。
エンボスタイプのキッチンペーパーを電子レンジで使用したいと考えている場合は、濡らして使用するようにしてください。
以上のことから、素材によって電子レンジの使用を調整して楽しく料理をしてください。
③耐熱性ガラス容器
ガラスはどの種類でも電子レンジ使用可能だと思われがちですが、家庭用品品質表示法によって電子レンジ使用可能なガラス製品には、その旨を記載することが義務付けられています。購入時に表示の有無を確認しましょう。
製品自体に電子レンジ使用の可不可が印字されているのが理想的ですが、なかなかありませんよね。そんな時は油性ペンで食器の裏に電子レンジOKと書いておくのはどうでしょうか。一度書いてしまえばなかなか落ちないのでお勧めです。
もし、表記もなく覚えもない食器でしたら使用は控えたほうがいいです。上記でも説明したように火災につながる原因にもなることがあるので安全をとりましょう。
④シリコン素材
最近は100均商品にもシリコン素材の商品が多くなってきました。このシリコン素材ですが、耐熱性が高く、200度以上でも使用可能なため、安心して電子レンジを使用することができます。
また、シリコン素材は加熱をしすぎると環状シロキサンといわれるものが発生しますが、人体への毒性は低く、また水に分解されるので環境への影響も少ないのが特徴です。
たくさんのシリコン素材の商品がありますが、私はお弁当のカップにシリコン素材のものを愛用しています。お弁当を安心して電子レンジにいれることができますし、また色も可愛いので色合いの意味でも文句なしです。洗って再使用が可能ですし、長い目でみれば十分節約にもなります。ごみも減るし、いいこと尽くしですね。
⑤陶器・磁器
陶器・磁器は、いろいろ見解がありますが、基本的には双方とも電子レンジの使用可能です。
しかし器がひび割れていたり傷がついている場合、電子レンジの繰り返しの使用でひびが広がりやすく、器自体に負担がかかってしまうので、使用を控えましょう。また器の一部などに金属が使用されている場合は使用できません。
また、陶磁器は急冷すると割れる危険があるので注意してください。
いかがだったでしょうか。この記事がすこしでも皆様の自炊生活の助けになれたら嬉しいです。ありがとうございました！
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